人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

視点ユニーク 発想豊か(江刺区内の児童生徒、理科研究発表)

投稿者 : 
tanko 2017-1-28 16:20
 第48回江刺区小中学校理科研究発表会(奥州市教育委員会など主催)は27日、市役所江刺総合支所で開かれた。児童生徒たちは保護者や教諭らを前に、理科分野の研究成果を堂々と発表。ユニークな視点と発想で取り組んださまざまな研究を通し、科学への興味をさらに深めた。
 区内各小中学校から53人が参加。学年別に七つの分散会を開き、氷の解け方調査や野菜などを用いた電池づくり、星座観察など多種多様な計43の発表が行われた。
 分散会に先立ち、同発表会実行委員会委員長の石川勝也・田原中校長は「きょうは皆さんが自分なりに疑問に思ったことを調べた結果を発表する場。調べることは科学者の第一歩。この中から本物の科学者が出てほしい」とエールを送った。
 児童生徒たちは、実験に至った経緯や具体的な手順、結果などについて、写真や実際に用いた道具なども持参し説明。実験で得られた気付きも伝えた。
 市立田原小4年の及川史結さんは、「がんばれ! 紙の橋」と題し発表。普段よく使う画用紙の強度を調べるため、厚さが同じ本の間に▽そのまま▽端を折る▽2枚重ねる▽じゃばらにする──など9種類の紙を橋のように渡し、10円玉が何個載るか実験した。
 「紙を折ったほうが強くなるのでは」と仮定し実験を重ねた結果、最も強かったのは両端を折ったタイプだった。「真ん中だけに重さがかからないため強さが増したと思う。じゃばらはもっと強いかと思ったが、紙を縦にしたものと横にしたものでは大きな差があった」などとし、「折り方を工夫すればもっと強くなるのではないか。他の紙でも強さを比べてみたい」とまとめた。
 市立藤里小の藤沢周一教諭は「紙は手軽に手に入り、加工もしやすいもの。使い道が広い分、この研究はいろいろなものに使っていけると思う。実験結果を確かなものにするため、2度実施しているところも素晴らしい」などと評価した。

写真=研究結果を堂々と発表する児童
トラックバックpingアドレス http://ilc.tankonews.jp/modules/d3blog/tb.php?553

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動