人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

地域未来像 感性豊かに 応募、前回の倍以上(ILC絵画コンクール)

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tanko 2017-1-2 11:20
 岩手県・県南広域振興局(堀江淳局長)主催の本年度ILC絵画コンクール入賞作品が決まった。ILC(国際リニアコライダー)誘致実現による地域の発展を描いた作品を中心に、前回の倍以上の応募があった。
 ILCの普及啓発活動を進める一環として、県南地域や宮城県気仙沼市の児童を対象に実施。胆江2市町を含む同振興局管内の8市町と、8市町教育委員会、気仙沼市と同市教委が共催した。
 初開催だった前回の課題を踏まえ、1カ月余りだった募集期間を3カ月半に拡大。候補地でありながら応募ゼロだった奥州市では、校長会での協力呼び掛けや市内全児童分のチラシを作成する独自の周知策を取った。その結果、前回を168点上回る264点(低学年饅点、高学年177点)の応募があり、半数以上の143点が奥州市で占められる大躍進。金ケ崎町は前回と同じ1点だった。
 胆江地区の入賞作品のうち、低学年優秀賞に輝いた胆沢第一小1年、佐々木美空さんが描いた「わたしの未来とILC」は、カラフルなデザイン。「トンネルのあるたのしいまちができていると思います」とコメントしている。
 表彰式(最優秀と優秀のみ)と入賞作品の展示会は、来年1月22日に水沢区佐倉河の市文化会館(Zホール)で行われる。展示は花巻市内と一関市内でも予定している。
 胆江地区の入賞者は次の通り。
【低学年の部】
▽最優秀賞…小椋郁也(花巻・矢沢3年)▽優秀賞…佐々木美空(胆沢第一1年)▽佳作…芳賀莉心(胆沢第一1年)▽審査員特別賞…千葉寿哉(衣里3年)菊池萌希(金ケ崎3年)
【高学年の部】
▽最優秀賞…小田島芽吹(北上・二子4年)▽優秀賞…菅原菜々瀬(黒石5年)利府奏(江刺愛宕6年)阿部壮大(若柳6年)千田春野(同)▽佳作…佐々木羊子(佐倉河4年)阿部蒼良(黒石5年)菅原瑞月(姉体6年)菊池凜(同)石川結己(同)石川美花(江刺愛宕6年)佐々木優美(胆沢愛宕6年)

写真=上から順に、佐々木美空さん(胆沢第一・低学年優秀)、菅原菜々瀬さん(黒石・高学年優秀)、利府奏君(江刺愛宕・高学年優秀)、阿部壮大君(若柳・高学年優秀)、千田春野さん(若柳・高学年優秀)の作品
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