人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

科学知識増やしたい KEK、JAXAに来年1月訪問(奥州市の中学生31人)

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tanko 2016-12-10 13:40
 奥州市内の中学生を茨城県つくば市の宇宙航空開発施設などに派遣する「科学体験研修」は、来年1月4〜6日の日程で行われる。高エネルギー加速器研究機構(KEK)や宇宙航空研究開発機構(JAXA)を訪れ、最先端の科学技術を間近にする。
 同研修事業は、最先端科学やそれを支える研究者の努力にじかに触れ、科学への興味関心を高めてもらおうと、市が各区の中学2年生を対象に毎年実施している。今年の研修テーマは「踏み出せ科学への一歩〜科学が繋げる世界と宇宙〜」。
 9日夕、参加生徒31人のほか保護者、引率者など約80人が出席し、市役所江刺総合支所多目的ホールで結団式が行われた。生徒たちは「仲間と協力しながら有意義な研修にしたい」「自主的に行動し科学の知識を増やしたい」「市の代表としての自覚を持ち行動する」などと一人一人が目標や意気込みを述べた。
 田面木茂樹教育長は「日本の最先端の科学を学ぶ機会は、そうはないこと。奥州にILC誘致が進められているが、将来皆さんにはぜひ研究者として携わってほしい。その一歩としても、現地で大いに学んできてほしい」とエールを送った。
 一行は、KEKやJAXAで施設を見学するほか、研究者の説明に耳を傾け、高エネルギー加速器に関する実験的研究、宇宙開発の研究内容などについて理解を深める。

写真=研修への意気込みや目標を発表する生徒たち
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