人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

関連産業参入へ地元企業の参加促す(盛岡で12月、ILC関連の国際学会)

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tanko 2016-10-12 18:00
 素粒子研究施設「国際リニアコライダー(ILC)」などに関連した国際学会「リニアコライダー・ワークショップ(LCWS)2016」が、12月5日から5日間、盛岡市内を会場に開かれる。国内外の素粒子物理学の専門家が集まる中、加速器関連産業への参入を目指している地元企業関係者の参加も呼び掛けている。
 LCWSは、ILCなど直線型加速器を使った素粒子実験計画について、第一線の研究者らが集い協議する国際的な学会。開催国を変え毎年開催しているが、日本が会場となるのは2013(平成25)年に東京大学で実施して以来、3年ぶり。ILC建設の有力候補地である北上山地の近くで開催することもあり、参加者らによる候補地見学も予定されている。
 学会で取り上げられるテーマの詳細や登壇者は協議中だが、ILC全体の状況説明や測定器、加速器の開発などが話題になる。
 加速器関連産業への参入を検討、または既に始めようとしている企業の関係者も参加可能。ただし、学会は全て英語で進行する。
 参加費(1人当たり)は、今月31日までの申し込みの場合は4万円。それ以降の申し込みは4万5000円となる。申し込みはLCWS2016公式ホームページ

http://lcws2016.sgk.iwate-u.ac.jp/index.html

で可能だが、ネット上での受け付けは11月20日まで。その後は、当日の登録と支払い(参加費は4万5000円)となる。詳細については公式HPを参照。
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