人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

小沢市長 誘致へ意欲(推進予算、臨機応変に)

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tanko 2013-3-8 20:50
国際リニアコライダー(ILC)推進事業が、7日の市議会3月定例会予算審査特別委員会に取り上げられた。北上山地と脊振山地(福岡、佐賀両県)の国内候補地2カ所から一本化される今年7月に向け、小沢昌記市長は東北誘致実現への意気込みを語った。

 佐藤郁夫氏(市民クラブ)は、今夏に向けて「今が正念場だ」とし、市当局の積極的な取り組みを求めた。
 小沢市長は、県ILC推進協議会が4月10日から予定するスイスの欧州原子核研究機構(CERN)の視察に参加すると報告。視察団が、現地のILC担当者らにプレゼンテーションする計画があることを説明した。
 ILCに対する現段階の市の姿勢として小沢市長は、県や一関市などと「連携してやっていくもの。どこかが突出し、誘致を目指す東北の中で不協和音があるのかということになれば本末転倒だ」と話した。
 小沢市長は東北誘致の実現に備え、市としての計画作りが進んでいると説明。「県に対し、われわれは要求があれば何でも対応するとしっかり伝えている」と述べた。
 新年度当初予算に計上したILC推進事業経費は約390万円だが、「必要な時は事業実行できる予算措置をしっかりやる」とした。
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