人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

募集期間に余裕持たせ、2回目の絵画コン実施(県南振興局)

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tanko 2016-8-4 9:10
 県南広域振興局(堀江淳局長)は、児童を対象にした2016(平成28)年度ILC絵画コンクールを実施する。締め切りは10月31日。初回の昨年度は、候補地の地元・奥州市からの出品がゼロだったことなどの反省を踏まえ、今回は募集期間を長めに取って参加を呼び掛ける。
 国際リニアコライダー(ILC)の普及啓発の一環として、県南地域や宮城県気仙沼市の児童に、ILCに関連した絵画を制作してもらう企画。胆江2市町を含む同振興局管内の8市町と、8市町教育委員会、気仙沼市と同市教委が共催する。
 作品はILCの研究や実現した際のまちの様子など。ポスター形式で描いても良い。完成した作品は通学している学校に提出。学校から市町教委、またはILC担当課を経由して県南局に送付される。
 年内に審査を行い、低学年、高学年の各部門で最優秀賞、優秀賞、佳作、審査員特別賞を決める。来年1月には作品の展示を行うほか、入賞作品はILCの啓発活動の中で使用するという。
 前回は冬休み期間を利用し応募を呼び掛け。96点が寄せられたが、胆江地区からは金ケ崎町の1点のみで、候補地の地元である奥州市からの応募が無かった。原因については、冬休みが間近の12月に募集を呼び掛けたことで、周知の時間が短かったことのほか、多くの小学生にとって、十分な事前学習なしにILCを理解するのが難しかったなどの理由が考えられている。
 同振興局経営企画部は前回の反省を踏まえ、夏休みが始まる前に共催自治体の教育委員会などを通じ、各学校へ募集を呼び掛けている。応募期間も7月中旬から10月31日までと長めに設定した。
 コンクールに関する問い合わせは、同部企画推進課(電話0197・22・2812)へ。
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