人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

奥州商議所が市長要望(ILC、観光誘客、企業誘致など)

投稿者 : 
tanko 2016-7-5 17:10
 奥州商工会議所(千葉龍二郎会頭)は4日、小沢昌記奥州市長に対し、国際リニアコライダー(ILC)誘致の取り組み強化など地域振興や産業振興に関連する計7項目の要望書を提出した。

 水沢区東町の水沢サンパレスホテルで要望書の提出と情報交換を行い、市当局は担当部長を含む8人が出席した。
 あいさつで千葉会頭は、今年の市内最高路線価(水沢駅前通り)が21年連続で下落し、下落幅も東北6県でワースト2だったことに触れ、「地域の活性化に市当局の強い指導力を示してもらい、われわれもそれに対応して進めていかなければならない」と述べた。
 小沢市長は「路線価下落に歯止めをかけ、活性化に取り組みたい。付加価値の高いオンリーワンの都市づくりは可能だ。具現化へ努力する」と述べた。
 要望は▽ILC誘致に向けた取り組み強化、広報推進拠点の設置▽岩手県が交流拡大を目指す台湾からの観光客の市内誘致促進、食を含めた観光ルート策定▽胆沢ダムを核とした広域観光ルート確立▽市内工業団地への企業誘致促進▽国道4号水沢東バイパス早期完成への働き掛け――など7項目。
 市当局は、ILC誘致活動の一環で、JR東北新幹線水沢江刺駅構内の南岩手交流プラザに宣伝ブースを設置すると説明。台湾観光客の誘致促進に意欲を示した。

写真=地域振興策などの要望7項目を記した書面を小沢昌記市長に手渡す千葉龍二郎会頭(右)
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