人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

いわてサイエンスシンポ 大船渡と盛岡で計画

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tanko 2016-4-20 12:50
 将来を担う子どもたちに最先端の科学に触れてもらうイベント「いわてサイエンスシンポジウム2016」が今年、大船渡市と盛岡市を会場に開かれる。県や関係機関で構成する実行委員会は19日、盛岡市の県民会館で設立総会を開き事業内容について確認した。
 北上山地への国際リニアコライダー(ILC)誘致や岩手大学理工学部開設などが話題になる中、次代を担う科学技術人材を育成しようと、同シンポジウムを開催。子どもたちに先端科学に触れてもらう機会を提供する。
 事業計画によると、プレイベントとして5月29日に大船渡市民文化会館(リアスホール)で「地域サイエンスシンポジウム」を実施。いわて国体開催年であることに絡め、スポーツと科学を観点とした講演会と体験・展示コーナーを設ける。スポーツメーカーの研究開発部門担当者がスポーツ用具の研究開発などについて解説する。
 メーンイベントの「いわてサイエンスシンポジウム」は、7月18日に盛岡市のいわて県民情報交流センター(アイーナ)で開催。宇宙や生命の起源を話題とした講演やパネルディスカッションを繰り広げる。また、東京海洋大学客員准教授でテレビ番組でもおなじみの「さかなクン」が児童・生徒向けに講演する予定。中高生によるサイエンスショー、体験コーナーも設ける。
 実行委員会は、岩手県や岩手大学、岩手県立大学、国立天文台水沢VLBI観測所など21団体・機関で構成されている。
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