人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

関西で誘致アピール (県立大学 鈴木学長)

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tanko 2016-1-30 15:40
 素粒子実験施設・国際リニアコライダー(ILC)の北上山地誘致実現を広くアピールしようと、県立大学の鈴木厚人学長は2月4日、大阪市内で関西の企業関係者向けに講演する。
 講演は、県や県企業誘致推進委員会が主催する「企業ネットワークいわて2016in大阪」の席上で実施。「ILCとイノベーション」と題し、ILC計画の意義などを紹介する。
 ILCの日本国内誘致をめぐっては、文部科学省の有識者会議などから、総額1兆円超の事業費や人材確保の問題に加え、全国的な周知の不足が課題に挙げられている。県は、北上山地がILCの有力候補地になっている点や、風力や地熱など豊かな自然再生エネルギーが、本県のポテンシャル(潜在力)であることをPR。関西の企業関係者が持つ技術力や応用力、チャレンジ精神と掛け合わせ、日本発の技術・産業イノベーションを起こそう――と呼び掛ける。
 会合へは、加速器関連や住宅関連などILC本体や周辺環境整備などに関連性がありそうな企業や既立地企業、本県ゆかりの企業など61社93人が出席する見込み。県商工労観光部によると、県科学ILC推進室の担当職員のほか、一関市の勝部修市長も出席する予定という。
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