人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ILC誘致への取り組みなど 自民、民主両岩手県連に要望(胆江2市町)

投稿者 : 
tanko 2015-11-6 18:40
 奥州市と金ケ崎町は5日、自民党岩手県連(鈴木俊一会長)と民主党岩手県連(黄川田徹代表)に対し、公立病院の環境整備や国際リニアコライダー(ILC)誘致に向けた取り組みなどを要望した。
 自民、民主の各県連は毎年、県内各市町村に出向き要望事項を聴取している。
 両県連に対する奥州市の要望は▽公立病院の医師、看護師の確保▽ILC実現に向けた取り組み▽スクールソーシャルワーカー配置――など4項目。金ケ崎町は▽国道4号の4車線拡幅整備▽県立胆沢病院の医療体制充実▽千貫石茅場への支援――など6項目。
 奥州市は、江口友之副市長らが市役所本庁を訪れた各県連役員にそれぞれ要望。自民県連の工藤勝子幹事長は「子どもたちが夢と希望を持ち、将来岩手で働ける環境が整うことにも期待したい」と話すなど、ILCの誘致実現に向け、県がリーダーシップを発揮すべきとの考えで同県連側と市当局の意見が一致した。
 民主県連の高橋元代表代行は「胆江地区の公立病院に産婦人科がないのが一番の問題。厳しい医療環境への解決策が見えないことに不安があると思う。努力したい」と述べた。県内で発生した中学生の自殺問題を受け、教育環境を充実させる必要性にも触れた。
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