人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

福祉・社会保障に関心(県議選有権者調査)ILCは下位にとどまる

投稿者 : 
tanko 2015-9-4 9:20
 胆江2市町(奥州市・金ケ崎町)の有権者を対象にした県議選世論調査では、争点として高齢者福祉や社会保障、地域医療、子育て支援への対応を求める声が上位を占め、国際リニアコライダー(ILC)誘致実現は下位にとどまった。人口減少社会が進展し、地方経済全体に明るい兆しが見いだしづらい不安要素が多い中、安心して古里で暮らしたいという有権者の願いが表れた。
 このほか、争点で上位に挙がったのは震災復興で、早期対応を求める意見が目立つ。
 政府の安全保障法制に対しては反対が多く、賛意を示す声は少数だった。環太平洋経済連携協定(TPP)では、締結によって営農への悪影響を懸念する声が圧倒的だった。
 前回選を1人上回る8氏が立候補し、激戦となっている今回選。投票する際の基準は「同じ区に住む候補者」が最多の3割を占め、「候補者の人柄」を含めると5割を超えた。
 「政策」を基準に挙げたのは2割を割り込んだ。複数の陣営は「農業振興、人口減少対策、福祉充実などのスローガンだけみると、候補者ごとの違いは見えてこない」と認めつつ、「時間がない中、有権者に政策の細部まで訴えるのは難しい」と悩む。
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