人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

広がれILC 関心の輪(出前授業、小学校や奥州市外にも)

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tanko 2015-5-27 13:10
 奥州市ILC推進室や岩手県県南広域振興局は本年度、ILC(国際リニアコライダー)の普及活動の一環として進めている中学校出前授業を市内小学校や市外の中学校にも拡大して実施する。北上山地への建設誘致を見据え、次代を担う子どもたちの関心をより一層高める狙いだ。

 奥州市ILC推進室は、市内小学校のうち希望があった7校で今月29日から出前授業を行う。同推進室職員が講師を務める。市は本年度、ILC絵画コンクールを予定しており、その事前学習と位置付けている。
 一方、県南広域振興局は、奥州市以外の管内44中学校のうち、希望のあった14校で出前授業を繰り広げる。奥州市では市内全中学校の2年生を対象に出前授業を展開しているが、候補地の地元自治体だけでなく、より広域的に関心の輪を広げる狙いがある。実施校の中には、金ケ崎中学校も含まれており、11月4日に予定されている。
 市内中学校の出前講座と同様、事業をNPO法人イーハトーブ宇宙実践センター(大江昌嗣理事長)に委託。2時限1セットで、研究内容の概要やILCと地域との関わりなどについて学ぶ。
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