人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

研究施設と都市考える 国連防災世界会議でフォーラム(仙台市会場に3月15日)

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tanko 2015-2-21 11:30
 仙台市などを会場に繰り広げられる第3回国連防災世界会議の一環として、国際リニアコライダー(ILC)と都市形成を考える公開フォーラムが3月15日、同市内で開かれる。ILC誘致を提唱する研究者や都市環境計画の有識者らが意見を交わす。一般の聴講も受け付けている。入場無料。
 同会議は、国際的な防災戦略について議論する国連主催の会議。ほぼ10年おきに開催しているが、過去2回(1994年横浜、2005年神戸)いずれも日本で開かれている。今回は、東日本大震災の被災地である仙台市などが会場に選ばれた。3月14日から5日間の期間中、国連加盟193カ国や国際機関、認定NGOなどの関係者の参加が見込まれる。
 ILCに関連するフォーラムは、一般公開される「パブリック・フォーラム」の一つに組み込まれた。東北ILC推進協議会の事務局を務める一般社団法人東北経済連合会(高橋宏明会長)が主催。15日午後2時半からTKPガーデンシティ仙台21階ホール(仙台駅前複合施設AER(アエル)内)で開かれる。
 当日は、中央大学人間総合理工学科教授の石川幹子氏が「ILC誘致と世界に学ぶ国際都市、これからのまちづくり」と題し基調講演。続くパネルディスカッションでは「ILC誘致と新たな国際学術研究ゾーンを考える」をテーマに、東京大学素粒子物理国際センター准教授の山下了氏、岩手県広聴広報課・海外情報発信専門員のアマンダ・クリプス氏=米国出身=らが意見を交わす。司会は東北大と岩手大の客員教授を務める吉岡正和氏。
 参加申し込み、問い合わせは、東北経済連合会(電話022・799・2103)へ。
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