人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ILC推進へ期待(岩手大とKEK、連携協定に調印)

投稿者 : 
tanko 2014-12-20 10:00
Hope for ILC Progress (Iwate University and KEK Sign a Pact)
In English http://www.city.oshu.iwate.jp/htm/ilc/english/news.viewer.html?prm=2014122000

 岩手大学は19日、茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK、鈴木厚人機構長)との連携・協力に関する協定を結んだ。KEKは奥州市江刺区を含む北上山地が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の推進母体。同大学との連携でILCに関する取り組みの活発化が期待される。
 協定には、共同研究の推進や人材育成の推進など6項目を盛り込んだ。これまでは個人や研究室単位で行われていた加速器科学分野の交流が、岩手大全体に広がる。
 盛岡市上田の同大学で行われた調印式で、西谷泰昭学長代行は「世界的な研究拠点と連携できるのは光栄。改組予定の理工学部の教育研究に力強い味方ができた」。鈴木機構長は「ILCについては(候補地から)近い大学が前線基地になり、さまざまなサポートをする必要がある。その意味で今回の連携は重要になる」と話した。
 
写真=協定書に署名し握手をかわす鈴木厚人機構長(右)と西谷泰昭学長代行
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