人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

機構長候補に山内氏(ILC推進母体の高エネ加速器研)

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tanko 2014-12-19 13:50
 北上山地への誘致が期待されている国際リニアコライダー(ILC)の国内推進母体の一つである大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK)=茨城県つくば市=の次期機構長候補に、KEK素粒子原子核研究所長の山内正則氏(58)が選ばれた。18日、KEKが発表した。
 現機構長の鈴木厚人氏(74)が来年3月31日で任期満了となることに伴い、機構長選考会議を実施。山内氏を機構長候補者に決定した。任期は来年4月1日から3年間。
 山内氏は素粒子物理学実験が専門。同研究所教授などを経て、2012(平成24)年から同研究所長に就任。2010年には、優れた研究業績を挙げた研究者を顕彰する平成基礎科学財団(小柴昌俊理事長)の「折戸周治賞」を受賞している。
 来春で機構長を退く鈴木氏は、岩手県立大学学長への就任が予定されている。

写真=山内正則氏
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