人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ILC実現へ 国民目線の議論重要(大西・日本学術会議会長が強調)

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tanko 2014-10-27 11:50
 日本学術会議会長の大西隆氏は25日、岩手大学で開かれた同会議東北地区会議主催の公開学術講演会に出席。あいさつの中でILC(国際リニアコライダー)について触れ、国民の目線に立った議論の必要性を強調した。
 同会議は昨年、文部科学省の審議依頼を受け、ILCの日本誘致に向けて必要な取り組みについての見解をまとめた。ILCで行われる研究の意義を認めた上で、建設や運用にかかる経費や人材の確保など十分に協議、見極めた上で誘致を結論づけるよう回答している。
 あいさつで大西氏はILCの実現について「社会にどのような効果があるか、特に国民から見てどのような意味があるのか、十分に議論する必要がある」との見解を示した。
 大西氏は東京大学大学院工学系研究科教授などを経て、2011(平成23)年10月から日本学術会議会長に就任。都市計画や地域計画、社会システム工学などを専門分野としている。

写真=岩手大学を会場に開かれた講演会で、あいさつする日本学術会議の大西隆会長
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