人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

外国人市民に安心 社会保障の仕組み解説 (奥州市国際交流協)

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tanko 2014-3-17 10:00
 市内在住の外国人や日本語サポーターを対象にした年金・健康保険・介護保険研修会は15日、水沢区吉小路の市水沢地域交流館(アスピア)で開かれた。日本人でも理解しにくい社会保障のシステム。専門家を招き、分かりやすく解説した。
 北上山地が国際リニアコライダー(ILC)の建設予定地に決まり、胆江地区にも長期滞在する外国人の増加が予想される。日本で快適に生活する一助にしてもらおうと市国際交流協会(佐藤剛会長)が初開催し、中国や韓国、フィリピンなど外国人市民ら10人が受講した。
 花巻市の社会保険労務士鈴木幸子さんが講師を務めた。医療保険、介護保険、年金の手続きや受給の方法をポイントを押さえて紹介した。
 日本の社会保障制度の中でも特に年金制度は国民年金、厚生年金、共済年金など加入や受給のシステムが複雑で、日本人でも戸惑う人が多いという。「収入がなくても免除制度があるので活用して」と鈴木さん。「紹介した制度は基本的なこと。例外もあるので、困った時は身近な人や労務士に相談してトラブルを避けてほしい」と呼び掛けた。
 このほか、県国際交流協会の外国人専門相談員の呉慧敏(ご・けいびん)さんが、社会保険に関するトラブルやよくある相談を事例を交えながら紹介した。
写真=アスピアで開かれた外国人向けの社会保障研修会
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