人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

計画支える職員育成へ(奥州市のILC応援チーム、若手職員15人参加し始動)

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tanko 2014-2-20 14:00
 国際リニアコライダー(ILC)計画実現への取り組みを支える人材を育成するため奥州市は19日、有志の若手職員15人でつくる部局横断型の内部組織「ILC計画応援チーム」を発足させた。小沢昌記市長はチーム員に辞令を交付し、「皆さんの大いなる可能性に期待したい」と激励した。
 市はILC誘致の実現を見据え、長期的な人材育成を図るため、主任までの若手職員に限定してチーム員を今月14日まで募集。福祉や税務、農政、企業振興など各課の計15人(22〜40歳)が呼び掛けに応じた。
 チーム員は、政策企画課内のILC推進室の担当職員8人(うち兼務6人)と連携して活動。26日に市が主催するILC出前授業の講師養成講座に受講生として参加する。その後は、チーム員が自主的に集まり活動する。
 辞令交付式で小沢市長は、「ILC誘致が国家プロジェクトに位置付けられるよう民意を集約し国内外に発信してほしい」と激励した。
 引き続き、初回の会合が開かれ、ILC推進室の及川健室長がILCの基礎知識やこれまでの市の取り組みを説明。及川室長は「それぞれの専門分野とILCの接点を日常の仕事の中で考え、生かしてほしい」と述べた。
 会計課の菊地幸主任(38)は「子どもたちが将来、この地域に誇りと自信を持ってILCに関連して能力を発揮できるような誘致を実現したい」。健康福祉課の鈴木恆太郎主事(26)は「これから�o年、�y年の長期間にわたり活動していく。市の発展のために力を尽くしたい」と意欲をみせた。
 チーム員はILC関連の学習会や講演会、各種行事に参加し、知識を深める。誘致後を見据え、市内外に住む外国人研究者とその家族を迎えるため、英語中心の語学の勉強会も開く予定。チーム員はILCを見据えたまちづくりや市民理解の醸成などの検討課題にも知恵を出し合う。
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