人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

魅力ある国際都市形成したい(インタビュー「人・ひと」/奥州市国際交流協会事務局員 藤波大吾さん(31))

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tanko 2014-1-4 10:20
  生まれは奥州市水沢区黒石町の古刹・黒石寺。厳冬の旧正月7日、境内で夜を徹して行われる蘇民祭はあまりにも有名だ。小学生のころ、祭りの重要儀式である「鬼子(おにご)登り」に近所の同級生と一緒に参加した。
 「眠いし、寒いし……。祭りまでの1週間、鬼子役は『お精進』をしなくてはいけません。学校の給食には肉類が入っていることもあるので、自宅からお弁当を持参します。のり巻きやイチゴなどが入っていて、友だちからはうらやましがられました」
 実家の仕事に全く関心がなかったわけではないが、日本語を教えることに興味を抱き、進路を決める。当初は文法にのっとって教えていたが、「どうもそうじゃない」と感じるようになる。
 「一つの言葉や単語を教えるにしても、言葉の成り立ちや歴史、文化といった背景的なものも伝えるべきだと思うのです。しかも簡潔明瞭に。文法や単語の丸暗記だけでは受験とあまり変わりない。さまざまな経験や知恵を持ち合わせた上で、言葉を教える必要があります」
 これは実家の仕事にも通じる考え方だという。「仏教の言葉を単に伝えるだけではいけない。身近な話題とか、たとえ話を絡めることによって、その言葉が持つ本当の意味が聞く人の心に浸透していくのだと思います」
 数年の海外生活を経験し、縁あって市国際交流協会の事務局員に。外国人市民の生活支援をはじめ、日本人と外国人との交流事業、海外姉妹都市からの来訪者対応など仕事は多岐にわたる。
 最近は国際リニアコライダー(ILC)に関する仕事にも協会全体で力を注ぐ。ILCが実現すると、今まで以上に外国人が地域に滞在するためだ。
「各地域や家庭において、可能な範囲で国際交流活動を実践するような雰囲気になれば、ILC関連で海外から来た人たちにとっても魅力あるまちになる。そんな地域の姿を築く役割が私たちに課せられていると思います」
(児玉直人)
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 東京外国語大学卒業後、英グリニッジ大学大学院へ。大学院課程を修了後は一時帰国し、西アフリカのベナン共和国で2年間、日本語指導者を務める。2011(平成23)年7月に帰国。同9月から奥州市国際交流協会事務局員。妻あずみさん(35)との間に、長男蒼來(そうらい)ちゃんが生まれたばかり。水沢区花園町在住。
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