人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

研究内容を簡潔明瞭に (独マインツ大・斎藤武彦教授/あす市内2校で授業)

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tanko 2013-10-24 9:30
 国際リニアコライダー(ILC)計画の推進に賛同している独マインツ大学の斎藤武彦教授=原子核構造物理学=による特別授業が25日、奥州市内の2小学校で実施される。世界唯一の候補地になったばかりのILCについて、その研究内容や意義について、小学生にも分かりやすい切り口で解説する。
 斎藤教授が市内で授業をするのは今年6月以来。今回は羽田、伊手の2小学校の5、6年生を対象に実施する。その後、小沢昌記市長を表敬訪問するほか、外国人市民で組織する「インターナショナルILCサポート委員会」のメンバーらと会談する。
 斎藤教授は神奈川県茅ケ崎市出身。筑波大学大学院を経て、2001(平成13)年からドイツに移住、マインツ大学教授などを務めている。
 斎藤教授の研究分野はILCとは直接関係ないが、被災地の子どもたちの将来に大きな意義をもたらす存在になるとして、ILCの東北誘致に賛意を示している。研究意義にとどまらず、地域社会や人材育成における効果についても強調している。
(児玉直人)

写真=斎藤武彦教授
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