人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

LCC幹部を「おもてなし」 昼食には江刺りんご(奥州市)

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tanko 2013-10-18 5:30
 リニアコライダー・コラボレーション(LCC)の幹部が国際リニアコライダー(ILC)候補地の北上山地を視察した17日、市は訪問先の会場に歓迎する看板を掲げるなど、ILC計画に対する地元の期待の高さを示した。昼食会場では、同市江刺区の名産「江刺りんご」が振る舞われ、市内の見どころを紹介する写真パネルも展示。限られた時間の中で北上山地周辺や同市の魅力をアピールした。

 今回の現地視察は、15日に東京大学で開かれた国際シンポジウムに合わせて計画。LCC最高責任者のリン・エバンス氏ら国内外の研究者は、16日夜に岩手入りし一関市内のホテルに宿泊した。
 一関市内の視察地を経て昼ごろに江刺区の伊手(いで)地区センターに到着。センターの入り口には、日本語と英語の歓迎看板が掲げられた。近くの産直施設「源休館(げんきゅうかん)」脇にも「Welcome ILC」と書かれた小さな看板が設置された。
 同地区センターには、北上山地や市内の魅力をPRしようと、市内5区の観光地や祭典、自然美を捉えた写真パネルを準備。昼食時間のデザートには「江刺りんご」も振る舞われた。
 写真パネルは水沢区内のホテルで開かれたレセプション(交換会)の場にも展示。小沢昌記市長がエバンス氏らに、祭りの内容などを説明した。小沢市長は胆江日日新聞社の取材に「いろいろと限られた中ではあったが、市として可能な範囲で幹部の皆さんのおもてなしをした。好印象を持ってもらえたと思う」と話していた。
写真=伊手地区センターに掲げられた歓迎看板(上)と、LCC幹部に紹介するために準備された観光地などのパネル写真
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