人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

全資料の公開求める ILC候補地選定受け九州推進会議が緊急声明

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tanko 2013-9-19 5:20
 国際リニアコライダー(ILC)の国内候補地選定結果をめぐり、九州の脊振山地への誘致運動を繰り広げていた「ILCアジア―九州推進会議」が、選定に関する全資料の公表を求める緊急声明を発表したことが18日までに分かった。

 九州・推進会議の代表を務める九州大学の有川節夫総長、九州経済連合会の松尾新吾会長の連名による声明文は、17日付で発表。「ILC立地評価会議は、8月23日に『北上サイトを最適と評価する』との評価を突然公表した」とし、▽脊振地域は評価の中で国の活断層調査結果が取り上げられているが、北上地域では同じ調査が行われていない▽都市基盤の整備状況をどう評価したかが明らかでない――と指摘している。
 立地評価会議は今月8日、佐賀県庁で地元説明会を開催。19日には、九州大学で1日2回の公開説明会を開く予定になっている。
 九州・推進会議は8日の説明会について「資料の提出や十分な説明がなされず、到底納得できるものではなかった」と批判。評価基準、評価結果を導くに至った明確な根拠資料、具体的な評価プロセスがわかる議事録など、評価時点で用いた全ての資料の説明と公表をするよう強く求めている。
 ILC国内候補地の選定には、立地評価会議に所属する8人の素粒子物理学者らに加え、土木工学や地学の専門家ら16人による技術評価専門委と、交通工学や都市工学の専門家ら12人による社会環境基盤評価専門委が当たった。評価結果公表の前段では、国際研究者組織「リニアコライダー・コラボレーション」代表のリン・エバンス氏ら、世界中の研究者12人による論評(国際レビュー)も行われ、評価方法やその判断の妥当性について承認が得られている。
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