人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ILCの概要、波及効果 市民の目線で分かりやすく(水沢で講演会)

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tanko 2013-6-29 18:50
 水沢地区の国際リニアコライダー(ILC)講演会は27日、水沢地区センターで開かれた。市総務企画部政策企画課ILC推進室の及川健室長を講師に迎え、市民25人がILCの概要や波及効果などに理解を深めた。
 市と水沢地区町内会連絡協議会が主催した。及川室長は「ILCって何? ILCができると何かが変わるの?」と題して▽ILCを使って調べる宇宙の謎、物質の謎▽なぜ北上山地なのか▽危険性の有無――など11点を取り上げ、市民の視点から分かりやすく解説した。
 ILCが建設されると東北は世界の最先端科学研究の拠点となり、新産業の創出も期待できるという。「ILCが実現すると地域を誇りに思い、子どもたちが古里で学んだ力を存分に発揮できる。ILCがみんなの夢になる」と結んだ。
 市はILC東北誘致の機運を高めるため、10人以上の団体を対象に出前講座を実施している。7月2日には、胆沢区の胆沢愛宕地区センターで開かれる。
写真=ILCの概要などに理解を深める参加者たち
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