人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

市民の心 引き寄せるブラックホールスイーツ(撮影成功祝いフェス)

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tanko 2022-6-6 12:40

写真=各店自慢のBHスイーツなどが並んだお菓子フェスティバル

 「奥州ブラックホールお菓子フェスティバル」は5日、水沢西町のみずさわ観光物産センター(Zプラザアテルイ)で開かれた。ブラックホール(BH)をイメージしたスイーツなどを販売したほか、BH撮影に携わった研究者らによるトークショーも行われ、多くの市民でにぎわった。
(児玉直人)

 今年5月、天の川銀河(銀河系)中心部にある巨大BH撮影に、国立天文台水沢VLBI観測所の本間希樹所長らが参加する国際研究チームが成功した。
 この研究チームは3年前に別のBHの撮影を成功させ、人類史上初の快挙として注目を集めた。その際に本間所長の提案を受け、水沢地域の菓子店舗がBHスイーツを製造、販売し続けてきた経過がある。
 2度目の快挙を市民みんなで祝おうと企画された同フェスティバル。県菓子工業組合奥州支部(菊地清支部長)と水沢菓子組合(千葉亮組合長)の会員をはじめ、企画に賛同した市内外13店舗・事業所が出店した。
 晴天に恵まれたこの日、開幕前から多くの人が列を成し、一部店舗の商品は即完売する人気ぶり。2回にわたり、同プラザ2階で開催した本間所長と秦和弘助教によるトークセッションは、立ち見の人が出るほどだった。
 本間所長は、BHの画像化に時間を要した理由などを分かりやすく解説。「天文学は謎だらけで研究も時間がかかる。今日の来場者に『この問題は自分が将来解決してやる』というお子さんがいたらとてもうれしい」と期待を込めた。
 初代観測所長の木村栄氏が発見したZ項にあやかり、市内には「Z」を冠した施設が点在。BHから噴き出すジェットの研究に取り組んでいる秦助教は、「もし自分が大きな成果を打ち出したら、ぜひ『ジェットホール』の建設を」とジョークを飛ばし、来場者の笑いを誘った。
 水沢菓子組合の高橋一隆副組合長は「好天に恵まれ各出店者の皆さんも協力的でありがたかった。今後もBHスイーツを売り込み、さらにすそ野を広げていけたら」と話している。
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