人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

自由研究を応援! はやぶさ2パネル展 砂金採り体験(江刺・藤原の郷)

投稿者 : 
tanko 2021-7-25 10:00

写真1=「はやぶさ2」の模型がお目見えしている宇宙パネル展

 江刺岩谷堂字小名丸の歴史公園えさし藤原の郷は、夏休みの自由研究応援企画として、宇宙パネル展「おかえり!小惑星探査機はやぶさ2――地球帰還までの軌跡――」と、奥州藤原氏の黄金文化を支えた「砂金採り体験」を開催している。夏休みに突入した児童や家族連れらが足を運び、体験を通じて夏の思い出を心に刻んでいる。砂金採り体験は8月15日まで、宇宙パネル展は同22日まで。
 宇宙パネル展は、ブラックホールの撮影成功などで宇宙への興味関心が高まる中、児童らに宇宙を知るきっかけにしてもらおうと企画した。昨年10月24日から今年2月1日まで岐阜県の岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で繰り広げられた企画展示を、同館のパネル貸し出しサービスを活用し開催。本県では初めて。
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)から借りた「はやぶさ2」の8分の1スケールの模型をメインに、地球近傍小惑星「リュウグウ」での探査成果やサンプルリターンなどのパネルも展示。県南広域振興局などの協力を得て、国際リニアコライダー(ILC)のパネルもお目見えしている。
 企画業務部主任の千葉純さん(45)は「奥州市は国立天文台水沢キャンパスがある宇宙のまち。展示を契機に、地元の子どもたちに宇宙に興味を持ってもらえたら」と願う。


写真2=砂金採りに挑戦する子どもたち

 奥州藤原氏の黄金文化を顕彰しようと開催する砂金採り体験は、毎年恒例の企画。中に刻みが入った皿を水の中に浸し、左右に振りながら砂金を刻みの部分に集める体験企画で、家族連れらに人気だ。仙台市から訪れた高橋世頼君(11)は「難しかったけれど砂金を一つ見つけることができてラッキー」と笑顔だった。
 体験は1人1回10分で、料金は500円。採取した砂金はカードにして持ち帰ることができる。制限時間内に10個以上採取した人には豪華景品がプレゼントされ、24日現在の最高記録は13個。時間は、平日が午前11時から午後3時、土日祝日と8月13日が午前10時から午後3時まで。
 8月6日から同12日まで、東北デスティネーションキャンペーン特別企画として、真夏のライトアップを実施。夜間特別入場料金として中学生以上400円、小学生200円、未就学児無料。時間は午後6〜9時まで。
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