人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

運用予算 要求通りに、22年度は新たな局面(天文台・水沢観測所)

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tanko 2021-3-26 10:50
 国立天文台(常田佐久台長)執行部は、水沢VLBI観測所(本間希樹所長)の2021年度運用予算をほぼ要求通り確保したとして、同観測所に通知した。25日、本間所長が報道関係者に明らかにした。一方、2022年度からは同天文台などを統括する大学共同利用機関法人・自然科学研究機構の第4期中期計画が策定される。VLBI観測の継続が、同計画に反映されることが観測所運営の今後を握る。
 同観測所は本年度、当初予算が大幅に削減され、水沢など全国4カ所に設置している電波望遠鏡「VERA(ベラ)」の正常運用ができなくなる危機に直面した。結果として台長裁量の配分経費で必要予算は確保されたが、地元市民らによる署名運動や寄付など支援の広がり、国会での質疑にも取り上げられるなど、さまざまな形での反響があった。
 新年度予算の要求に当たっては、財政全体が厳しい状況にあることを考慮し、必要最低限の人員で運用できるよう、夜間観測の自動化なども提案したという。本間所長は「綱渡り状態ではあるが、市民の皆さんの声が大きな追い風となった」と感謝していた。
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