人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

初夏の高原 輝く緑(ILC候補地にある阿原山で山開き)

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tanko 2013-5-27 4:50
 江刺区と一関市大東町にまたがる阿原山高原(標高782m)で26日、胆江地方のトップを切って山開きが行われた。市民や関係者らが多く詰めかけ、さまざまなイベントを通して夏山シーズンの幕開けを祝った。

 
 イベントは同高原山開き実行委員会(荻田耕造委員長)が主催した。入山者の安全を祈る神事には荻田委員長や小沢昌記市長ら約30人が参加。玉ぐしを神前にささげて安全を祈願した後、テープカットで山開きを祝した。
 小沢市長は国際リニアコライダー(ILC)計画に触れ、「計画ではちょうどこの阿原山の地下に建設される。ILCができれば、この地がILC職員と市民との憩いの場になる。そのためにはこの自然を保全していきたい」と力を込めた。
 この日は絶好のアウトドア日和。展望舎付近からの北上盆地の眺めが、来訪者を大いに楽しませた。
 アトラクションでは名物の阿原太鼓(和川栄一代表)のほか、地元の市立伊手小学校(百々正博校長、児童73人)の6年生11人が「金津流獅子躍」を披露。高原の澄んだ空気に、威勢のいい太鼓の音が響いた。江刺25歳年祝連の「平蘭舞(ひょうらんぶ)」(及川健会長)は、エネルギッシュなオリジナル演舞と江刺甚句で、観衆から拍手を送られていた。
 同小6年の佐藤瞬人君(12)は獅子躍の中立(なかだち)として演舞。「天気がよくて暑いくらいだった。連続でジャンプするところがもっと上手にできたら100点だった」と大粒の汗をぬぐっていた。
写真=緑の山々を背に、入山者の無事を願い踊られた「金津流伊手小獅子躍」
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